所長メッセージ
ご挨拶
至誠国際特許事務所
所長 弁理士 木村 高明
平成24年11月に事務所を移転し、名称を「杉山・木村国際特許事務所」から「至誠国際特許事務所」に変更して1年が経ちました。私が独立して特許業務を始めてからちょうど10年目の移転、名称変更でありました。
私自身は弁理士として約30年間業務させて頂いておりますが、その内訳は、約10年間は大企業のお客様とのお付き合い、約10年間は外国の企業、弁理士、弁護士の方々とのお付き合い、そし てこの10年間は中小企業のお客様とのお付き合いをさせていただいており、現在は「中小企業支援」を 旗印として業務しております。
私は弁理士の業務を考えた場合、大企業のお客様とのお付き合いよりも中小企業、個人のお客様のお付き合いの方がはるかに難しいと思います。私の場合には独立するまでの20 年間があったが故に、独立後の10年間の「中小企業支援」が可能になったと考えております。
中小企業支援に特化した理由は、故杉山泰三弁理士の業務を引き継いだ経緯から多数の中小企業顧客が身近におら れたこと、「中小企業支援」に社会的意義があったことも理由の一つですが、何より、仕事でお会いする 中小企業の経営者の方々の人間的な魅力によるところが最も大きいと思います。このような点は大企業のお客様とのお付き合いでは得られなかったものです。皆様それぞれに個性的で、魅力的で、経営者経営者 としてのご苦労をされており、私も何とかお力になりたいと率直に思ってお仕事をさせて頂いてきました 。そんな依頼人の方々と事件の成功の後に酒席をご一緒できることは望外の喜びです。
至誠国際特許事務 所の「至誠」は、「至誠天に通ず」、「至誠百計にしかず」等の中国の故事からきており、私の最も好きな言葉であります。「誠」とは「言」が「成る」と書き、「言行一致」を意味し、江戸時代の武士の「武士に二言はない」に通ずることになります。従って、儒教道徳の「仁義礼智信」の「五常の徳」と共に、 昔の武士道においては「誠を尽くす」ことは非常に重要視されております。私も江戸時代の大先輩に負け ないように、お客様のために「誠」を尽くすべく、これからも精進させていただく所存です。
以上